大図研福岡支部 2013年2月例会記録
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日時:平成25年2月24日(日) 12時〜13時半
会場:熊本学園大学 図書館4階 会議室
テーマ:熊本での活動について
(紀伊國屋書店 熊本営業所 越智隆幸さん)
(以下、敬称略)
参加人数:講師1名 参加者6名(うち、オブザーバー参加2名)
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1989年4月紀伊國屋書店に入社。城南営業所に赴任。
その頃の主な担当先の中で、世田谷美術館は全く取引がなかったのだが、
出入りをする中で仲良くなった。また、その流れで世田谷文学館を
一からお手伝いさせていただいた。
早稲田大学は、8年ぐらいメインで担当。その中で、早稲田大学館長らとの
OCLC出張(2週間)があり、とても良い経験だった。
ニューヨーク市立図書館にも訪れたが、是非一度見て欲しい図書館だと思う。
2003年8月1日より熊本営業所所長として赴任(9年7ヶ月)。
その間に、営業所は2回の引越しを経験。(九品寺・熊本店・花畑町)
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◆紀伊國屋書店九州1号店 熊本店について◆
2007年6月末で閉店。32年の歴史に幕を閉じた。
熊本店は同社の九州第一号店として1975年に開店。
売り場面積約1800平方メートル、蔵書数約35万冊。
開店当初は県内随一の規模だったが、年々売上高が低下。
加えて、ビル1階から3階に売り場が分かれていた為、
効率的な人員配置が難しいなどの店舗構造の問題も
抱えていた。
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立ち上げを経験:砧図書館・世田谷文学館・早稲田アジ太・プラザ図書館
プラザ図書館は、2011年10月オープン。
紀伊國屋書店は4年半の契約。
1年余りで施設全体100万人を達成。(当初予測の2倍のスピード)
そもそもは、駅前に図書館を作る事すら反対の意見が大勢を占めていた。
→魅力的なスタッフが集まり、魅力的な図書館が出来上がったから。
プラザ図書館の開館を支えた地元の力が凄い、と感じた。
プラザ図書館では、大学図書館出身・公共図書館出身の
スタッフが一緒に働く。
→お互いの事をよく知らないということが見えてきた。
大学と公共図書館の双方が理解しあうことが大切。
一緒にやらないのはもったいない!
良い図書館を作る為に図書館職員に求められる「指導力」「組織力」「研修能力」
→それを培うお手伝いをすることこそ、あらゆる図書館に
出入りしている書店員のできる唯一の事だと思う。
良い図書館とは何かを、みんなで考える時である。
→良い図書館ができれば、おのずと良い資料が購入される。
書店も本来の姿に立ち返る事ができる。