大図研福岡支部 2013年4月例会
日程:平成25年4月20日(土)15時〜17時
会場:西南学院大学図書館 会議室
参加人数:10名
内容:
1.図書館総合展(in熊本) 参加報告
発表者:前村伸尋さん(鹿児島大学附属図書館)
西薗由依さん(鹿児島大学附属図書館)
永安樹さん(佐賀大学図書館)
2.西南学院大学図書・雑誌会計システム紹介
山下大輔さん(西南学院大学図書館)
1.図書館総合展(in熊本) 参加報告
<日程>
2013年1月27日(日)バスツアー
28日(月)図書館総合展フォーラム2013 in 熊本
29日(火)金剛独自企画
<概要>
■バスツアー
a.福岡コース
見学地:BIZCOLI→九州大学伊都図書館→小都市立図書館
ガイド:澁田勝さん(獨協大)、北島光朗さん(九州大)、伊集院直親さん(金剛)
○BIZCOLI (http://www.bizcoli.jp/)
・九州経済調査協会の「経済図書館」が移転して平成24年4月に誕生した会員制ライブラリー。
・図書館のほか、ビジネスのための個室空間・ミーティングスペースを備え、研究会なども行っている。
・会員制だが、大学または図書館で「九州経済調査月報」を購読している場合は賛助会員団体に所属していることになり、平日昼は無料で利用可。
・蔵書:開架に約1万冊、書庫に20万冊。
・図書は館内利用のみ、貸出なし。
・内装には九州産の和紙や木材等の素材をふんだんに使用。
・「交流ラウンジ」壁から本が出ている→アイデアが染み出るのをイメージ。
・「知の回廊」企画展示コーナー。本+プレゼン資料などインターネットにない情報を展示。
・「知の森」ビジネス情報の閲覧コーナー。
・「ミーティングルーム」予約制。有料(賛助会員企業も利用可)
・「マイデスクゾーン」予約制の個室。企画書作成や中小企業診断士等の資格勉強に。
○九州大学伊都図書館
・良いな、と思ったもの
・新着雑誌の表紙を見せる書架
・利用者の影が書架映りにくく、図書を探しやすいように工夫された照明
・余裕があり通気性がよさそうな書架
・ウォークインユーザー向けデータベース端末を複数台設置
・自動書庫
・金剛のBOOK ROBOを導入。
・80万冊を収蔵。
・出納指示から30秒程度で出庫。
・コンテナのたわみ防止の為、最大65kgまで。
・センサーで本の厚みを測り、最適なコンテナを選んで収納。
○小都市立図書館
・指定管理者制度から直営に戻した図書館
・学校との連携が特徴的
・永利館長からのレクチャー+館内の見学
・さまざまな取り組み
「ブックスタート」事業/家読推進プロジェクト/高齢者・病院入院患者支援/図書館海援隊「就業支援」/市役所各課との連携/三市一町協力事業
b.熊本コース
見学地:菊池市立泗水図書館→益城町図書館→熊本県立図書館・熊本近代文学館
ガイド:木本拓郎さん(金剛)
○菊池市立泗水図書館
・2012.7九州北部豪雨の被害により臨時休館→10月に復旧。
・図書館の外 60〜80cm浸水。館内も20cm浸水。
・システムのサーバも駄目になった。
・図書は一旦全てを出して、金剛に預けた。
・汚水を吸ったカーペットは全て剥がした。
・書架は木製ばかりだった。→スチール製の書架を導入。
・一般図書コーナーは15cmかさ上げした。
・1万冊を廃棄→3〜5年かけて、新たに購入予定。
○益城町図書館
・複合施設。金剛が手がけた。
・色々な年代の方が、それぞれの居場所を見つけられるような工夫。
・書架の面の真ん中に座席。→囲まれた感じ
・畳、裸足で上がるスペース、授乳スペースなど。