大学図書館研究会 九州地域グループ ブログ

大図研 九州地域グループの活動を紹介しています。

国立大学法人 佐賀大学(こくりつだいがくほうじん さがだいがく)

【住所】

佐賀市本庄町1番地

【大学の目的】

佐賀大学は,これまでに培った文,教,経,理,医,工,農等の諸分野にわたる教育研究を礎にし,豊かな自然溢れる風土や諸国との交流を通して育んできた独自の文化や伝統を背景に,地域と共に未来に向けて発展し続ける大学を目指します。(『佐賀大学憲章』より)

【大学紹介】

緑豊かな自然に囲まれた環境の中に、本庄キャンパス(文化教育・経済・理工・農学部)、鍋島キャンパス(医学部)があり、大学院と併せ、学生数約7,300人を擁する総合大学であり、佐賀県内最大の事業所でもあります。
海洋温度差発電などの新エネルギー開発に力を入れており、2007年度には国立大学法人としては初めて全学的な「エコアクション21」の認証を取得しました。
留学生の比率が約5%と他大学に比べ高く「のどかなくせに国際派」を自認しています。ちなみに、このキャッチコピーを使った国立大学初のテレビCM(ただし、佐賀ローカル)により、08年度の志願者数が増えたとか…

【沿革】

1949年 佐賀大学設立(旧制佐賀高等学校、佐賀師範学校、佐賀青年師範学校を包括)
1976年 佐賀医科大学設立
2003年 佐賀大学佐賀医科大学が統合し、新「佐賀大学」設置

【アクセス】

JR:長崎本線 佐賀駅下車 佐賀駅バスセンターからバスで約20分
高速道路:九州横断自動車道 佐賀大和I.C.より車で約30分

【図書館の紹介】

*本庄キャンパスに本館、鍋島キャンパスに医学分館があります。
*本館は1989年、医学分館は1980年の竣工です。蔵書数併せて約70万冊。
*Webサイト:http://www.lib.saga-u.ac.jp/
*特色ある活動
・九州地区の国立大学連携事業で、各大学の機関リポジトリを利用した電子ジャーナル「研究論文集」(http://wwwsoc.nii.ac.jp/ecrk/)の出版事業に携わっています。
・毎年11月を「図書館月間」として市民向けの公開講座、展示などを行なっています。
・毎年学生選書委員を公募し、教員と図書館員で構成する選書委員会とともに、選書を行なっています。あわせて、図書館への要望を聴いて、サービス改善に生かしています。
*特色ある資料
佐賀といえば『武士道と云ふは死ぬ事と見付けたり』の「葉隠」が有名ですが、この葉隠(写本)を含み、佐賀鍋島藩支藩である小城鍋島家に伝えられた和装本漢籍、歴史資料を収蔵した「小城鍋島文庫」、佐賀・北九州の近世文学・民俗学研究者の故市場直次郎氏の蒐集で、与謝蕪村作の扇面が含まれている「市場直次郎コレクション」などがあります。図書館は総合情報基盤センターや地域学歴史文化研究センターなど、他部局と協力してこれらの一部を電子化し、電子図書館「とんぼの眼」(http://www.dl.saga-u.ac.jp/)で公開しています。
また、2007年度には蘭学関連資料の「洋学コレクション」、俳諧資料「大内文庫」を収集しました。