大学図書館研究会 九州地域グループ ブログ

大図研 九州地域グループの活動を紹介しています。

鹿児島国際大学(かごしまこくさいだいがく)

【住所】
 

 鹿児島市坂之上8-34-1(本年2月に住居表示変更)

【建学の精神】

「東西文化の融合」と「地域社会への貢献」である。それは今日、社会・文化を世界的視野で考えると同時に、地域社会の発展に寄与できる人材を養成するという本学の目標

に生きている。

【特色】

(授業の質こそ大学の質)5つのキーワード
1. FD(全学授業公開、教員相互の授業参観の実施・授業方法についての研究会、新任教員のための研修会開催。学生の授業評価をシラバスにアップ。)
2. Ph.D(若手の博士号取得者を対象とした教員採用を推進。新進の研究者をスタッフに加え、教育研究の活性化・進展を促している。)
3. Public Class(一般市民の聴講が可能な講義。地域社会に学問の扉を広く開放することにより、「地域社会への貢献」を実施している。)
4. Warming Up Study(比較的早い時期に合格者が決まるAO・推薦入試合格者が対象の入学前教育。大学の授業へのスムーズな移行を目的とするもので、昨年10月から5

回課題を送付、全教員が添削指導した。)
5. JIHEE(平成18年度に日本高等教育評価機構が定める大学評価基準を満たしていると認定された。鹿児島県初の認定であり、多くの項目で高い評価を得た。)

【沿革】

1932年   鹿児島高等商業学校創立
1960年   鹿児島経済大学(経済学部)開設
1982年   社会学部開設
1999年   大学院経済学研究科修士課程開設
2000年   国際文化学部開設と同時に鹿児島国際大学と改称
2000年   鹿児島短期大学を鹿児島国際大学短期大学部と改称し、鹿児島国際大学に移転
2001年   大学院経済学研究科博士後期課程・福祉社会学研究科修士課程開設
2004年   大学院国際文化研究科修士課程開設
2007年   大学院福祉社会学研究科博士後期課程・国際文化研究科博士後期課程開設

【アクセス】

JR九州鹿児島中央駅から、指宿・枕崎線「喜入・山川または枕崎行き」で坂之上下車(約20分)、スクールバスで5分
(車)鹿児島中央駅から市電沿い道に郡元方面へ約10分。国道225号線へ右折(左手にダイエー)し、約25分南進する。「坂之上」交差点を右折し、踏み切りをこえ、2つ目の

信号を左折。1つ目の信号をこえた右手。
(バス 1)鹿児島市街(山形屋バスセンター)発、鹿児島交通バス「平川動物園行」または「指宿・枕崎行」で坂之上南バス停下車、スクールバスで5分
(バス 2)鹿児島市街(山形屋バスセンター)発、鹿児島交通バス「国際大学・慈眼寺団地行」で国際大学前バス停下車

【図書館】

鹿児島国際大学附属図書館
〇 図書館の環境
緑に囲まれた大学キャンパスのほぼ中央に位置する地上4階・地下1階の総面積約8000平方メートルの鉄筋コンクリート造り。竣工は平成5年10月。収容能力約67万冊。閲覧席数519席。本館4階部分には図書館視聴覚ホール(138席)の他、鹿児島国際大学附置地域総合研究所と喫茶部を併設。
〇 図書館の組織
大学キャンパスに、いわゆる図書館本館と、短期大学部講義棟に、音楽系資料閲覧窓口となるオーディオルーム、及び現在は主に重複資料を保存している図書資料収納室2室があり、本館に20名、オーディオルームに1名の職員(夜間担当アルバイト等を含む)を配属して図書館を運営している。
〇 図書館の蔵書等
蔵書は約64万冊(平成20年4月現在)。年間受入冊数は約12千冊。閲覧は、1階・地階書庫を含め、全面開架となっている。
〇 特色ある所蔵資料
コレクションの一つに、「たばこ資料」があり、国内発行のほとんどのタバコ資料と国外発行の一部のタバコ資料を収集している。
これは、二説あるタバコの伝来地のうち、その一説が鹿児島県指宿であること。鹿児島県串木野にタバコの自生地が残っていること。古くはタバコのことを「コクブ」と呼んでいた事実があること。更に「タバコは国分」と歌にも歌われていること。鹿児島の農家経済をタバコが支えてきたことなどがあり、タバコと鹿児島とは、切っても切れない
関係にあることから、鹿児島に立地する本学が積極的に収集してきたものである。
〇 特色ある活動
1. 図書館ガイダンスに力を入れている。
 年度始めに新入生と3・4年生(一部秋口実施あり)を対象とし、ゼミ授業時間を利用して40分ほどの図書館利用説明をしている。
2. 地域の要請を受け、図書館の専門職員を養成する「文部科学大臣委嘱司書講習」を隔年で開催している。
 開講期は大学の夏季休暇中の約二ヶ月間。約40名の社会人(一部、他大学学生を含む)が14科目20単位360時間の授業と試験をクリアし、司書への道を辿っている。
3. 現在、学術機関リポジトリ実施に向け準備中である。
4. 任意で学生モニターを募り、図書館運営に関する学生の意見聴取や展示物作成等に参加してもらっている。今後、簡単な図書館業務にも携わってもらう予定である。
5. 図書館の利用促進の一つとして、『図書館だより』とは別に、毎月『図書館へ行こう』と題した壁新聞様のポスターを作成し、館内設備の案内や、教職員からのお薦め本等を紹介している。