大学図書館研究会 九州地域グループ ブログ

大図研 九州地域グループの活動を紹介しています。

国立大学法人 長崎大学(こくりつだいがくほうじん ながさきだいがく)

【住所】

 長崎県長崎市文教町1-14

【設立】

 1949年5月31日

【大学の理念】

 長崎に根づく伝統的文化を継承しつつ、豊かな心を育み、地球の平和を支える科学を創造することによって、社会の調和的発展に貢献する。

【チャームポイント】

 キャンパス内の随所で見られる猫のたまり場

【大学の紹介】

 文教キャンパス(教育・工学・水産・環境・薬学部)、坂本キャンパス(医・歯学部)、片淵キャンパス(経済学部)で構成されています。 水産学部や歯学部など、国内に数の少ない学部を擁し計8学部になりますが、学部学生数およそ約8000人、実態は中規模程度の大学です。 キャンパスには、猫があちこちにたむろい、3方に山=坂が見えます。

 長崎大学の中でも、最も歴史が古いのが医学部です。 幕末の安政四年(1857) 、オランダ海軍軍医ポンペが、幕府の御用医である松本良順らに、日本で始めて系統的な西洋医学教育を行った医学伝習所を祖としています。 ポンペは貧富身分の区別なく治療を行い、言葉以上に、階級の差別などないことを伝習生に伝えました。ぜひ司馬遼太郎胡蝶の夢』をお読みください。

【図書館の紹介】

 蔵書数:合計100万冊(学部所蔵含む)

 職員数:常勤パート含め36名。部課長含めた正規職員は21名。

 Webサイト:http://www.lb.nagasaki-u.ac.jp/

 中央図書館の他に、医学分館・経済学部分館があります。
 中央図書館は2007年9月に新館(放送大学との合築)ができ、グループ学習が行なえるミーティングスペース「ライブラリーラウンジ」と、情報メディア基盤センターのパソコンを設置した「メディアルーム」は、連日学生で賑わっています。

【特色ある資料・データベース】

 古写真を初め、グラバー図譜、近代医学史関係資料、武藤文庫などの貴重資料は積極的に電子化し、公開しています。近年では、学内研究者の研究成果を公開する機関リポジトリ『NAOSITE』や、本学名誉教授旧蔵のガラパゴス諸島写真コレクションをもとに構築した『ガラパゴス諸島画像データベース』を公開しました。

 特に、『幕末・明治期日本古写真コレクション』は、幕末から明治期にかけて日本各地で撮影された写真約6,000点を収集した国内最大級の古写真コレクションです。昨年、オランダからボードインコレクションが里帰りし、今年の秋には展示会も予定されています。